2008年12月02日 OpenOffice3.0 on Slackware8.0 [長年日記]
_ OpenOffice3.0 on Slackware8.0
最新のOpenOffice3.0をレトロなSlackware8.0に導入してみる。
まず、 OOo_3.0.0_LinuxIntel_install_ja.tar.gzを入手し、適当なディレクトリで展開した後に、OOO300_m9_native_packed-1_ja.9358/RPMS/に移動し、
$ for i in *.rpm do echo $i rmp2tgz $i done
として、HogeHoge.tgz形式に変換する。その後、
# cd / # for i in /anywhere/OOO300_m9_native_packed-1_ja.9358/RPMS/*.tgz do tar xvzf $i done
上記のように展開すると/opt/openoffice.org/以下にインストールされる。
で、早速起動してみる(/opt/openoffice.org/openoffice.org3/program/soffice)と、openoffice2.4時代の設定を自動的に取り込んでくれる。
_ 日本語入力時の問題
さて、日本語入力には今でもkinput2+cannaという古典的な組合せを利用しているが、いざ日本語を入力しようとCTRL-Oを入力すると、その場でフリーズしてしまった。
ググってみると有りましたとも、同じ事象の報告が。要点は、/opt/openoffice.org/openoffice.org3/program/sofficeの
# SAL_NO_XINITTHREADS=true; export SAL_NO_XINITTHREADS
の行のコメントを外して、環境変数SAL_NO_XINITTHREADSを有効にしなさいという事だった。(FAQにも有ったぞ)
_ javaldx: Could not find a Java Runtime Environment!
日本語入力の問題は解決したが、起動時にJREが無い旨のメッセージが表示される。どうやらインストールされているj2sdk1.4.2_17では古すぎるよう。
そこで、 jdk1.6.0_10を取得してインストールする。
# cd /usr/local/ # chmod +x /anywhere/jdk-6u10-linux-i586.bin # /anywhere/jdk-6u10-linux-i586.bin # cd jdk1.6.0_10/jre/lib/ # mv fontconfig.bfc fontconfig.ORG.bfc # mv fontconfig.properties.src fontconfig.ORG.properties.src # ln -s fontconfig.RedHat.4.properties.src fontconfig.properties.src # ln -s fontconfig.RedHat.4.bfc fontconfig.bfc
この後、sofficeを起動して[ツール]->[オプション]->[java]とメニューを開いてjavaをインストールしたディレクトリを設定すると、
javaldx: Could not find a Java Runtime Environment!
の警告メッセージは出なくなった。
Slackware-8.0なんていう古くさい環境でも動いてくれるOpenOffice.orgステキすぎ。