2010年08月17日 Libretto100 kernel version up to 2.6.17.14 [長年日記]
_ Libretto100 kernel version up to 2.6.17.14
このtDiaryをサービスしているLibretto100のカーネルを2.4.37.9から2.6.17.14にバージョンアップした。
目的はCardbus(32bit)の100Mbps対応LANカード(NETGEAR FA511)を安定させるため。
実は、しばらく前からどうしてもこのカードを使ってるとカーネルが不安定になり、ファイルシステム(ext3)が壊れるので、LANカードをpcmcia(16bit)の10Mbps(Accton EN2216とPLANEX ENW-3503-T)に戻していた。10Mbpsのカードだと全く問題が発生しなくなっていた。
しかし、この環境ではプロバイダの性能を生かしきれてないので、カーネルを2.4.xから2.6.xに上げて様子を見ることにした。
Libretto100にインストールしているSlackware-11.0は一応2.6.17.13にも対応していたので、同じ系列の最新であった2.6.17.14をビルドした。コンフィグはSlackwareのサイトから拝借した。
_ /etc/udev/rules.d/network-devices.rules
カーネルを2.6.17.14にすると、ネットワークデバイスが今までと逆に命名されてしまうようになった。これを固定するためには/etc/udev/rules.d/network-devices.rulesに設定が必要だった。
KERNEL=="eth?", SYSFS{address}=="00:1e:2a:47:e3:ea", NAME="eth0" KERNEL=="eth?", SYSFS{address}=="00:1e:2a:47:e3:ec", NAME="eth1"
_ /etc/modprobe.d/sound
alsaconfによるALSAの再設定も必要だった。ただし、完全に正しい設定は行われないので/etc/modprobe.d/soundを後で編集した。
alias snd-card-0 snd-cs4232 alias sound-slot-0 snd-cs4232 options snd-cs4232 port=0x534 cport=-1 isapnp=0 dma1=1 dma2=0 irq=9
_ /var/lib/nfs/v4recovery
dmesgに
NFSD: Using /var/lib/nfs/v4recovery as the NFSv4 state recovery directory NFSD: unable to find recovery directory /var/lib/nfs/v4recovery
というメッセージが出るようになっていたので
# mkdir /var/lib/nfs/v4recovery # chmod 755 /var/lib/nfs/v4recovery
と対処した。