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Masa's blog

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2009年01月05日 linux-2.6 on Slackware10.1 [長年日記]

_ linux-2.6 on Slackware10.1

予備機のLibretto100を使ってカーネルを2.4.36.9から2.6.27.10にバージョンアップしてみる実験。

とりあえずメモっといて、後で正確にまとめる事とする。

  • 最初、2.6.28をビルドしようとしたが、コンパイルエラー発生。一応、解決策(patch)は見付かったが、安定性を優先して2.6.27.x系で行くことにする。
  • 2.6.27.10のソースを取得。
  • Slackware-12.2に含まれるカーネル用のconfigを流用してビルドを実施。
  • CPU TYPEがPentiumProになっているため起動せず。PentiumMMXに変更して再度ビルド実行。
  • E-IDEハードディスクが/dev/hdaではなく/dev/sdaとして認識されるようになっていた為、rootのマウントに失敗。/etc/lilo.confのroot=オプションの修正と/etc/fstabの修正を行い再度ブートしてみる。
  • ext3がモジュールとしてビルドされていた為rootのマウントに失敗。ext3をスタティックに組み込んでビルドし直して再起動。
  • /boot/vmlinuzのrootデバイス設定が/dev/hda3になっていた為rootのマウントに失敗。rdev /boot/vmlinuz /dev/sda3を行い再起動。
  • using /etc/random-seed to initialize /dev/urandomメッセージを表示した状態でストール。/dev/consoleが見付からないためマルチユーザモードに移行できずに停止していたもよう。
  • udevをバージョンアップ(udev-125)。Slackware用udev.rulesを/etc/udev/rules.d/以下にコピーする事を忘れるな。

以上で、loginプロンプトまでこぎ着けた。つぎは、pcmcia-csからpcmciautilsへの移行。

  • pcmciautils-015をビルドしてみるが、libsysfs.hが見付からないといって失敗。
  • sysfsutils-1.0.3をインストール。
  • 再度pcmciautils-015をビルドして成功。
  • chmod -x /etc/rc.d/rc.pcmciaして、pcmcia-cs関係のデーモンが起動しないようにした。
  • 再起動。で、pcmcia,cardbusを認識せず...。
  • cp doc/pcmcia-new.sh /etc/rc.d/rc.pcmcia
  • chmod +x /etc/rc.d/rc.pcmcia
  • cp hotplug/* /etc/hotplug/
  • pcmcia(16bit)カードは認識するようなった。cardbus(32bit)はダメ。
  • BIOS設定でPC CARDをPCICからCardBus/16-bitに変更。

ここまでの作業でCardBus LAN card FA511を認識するようになった。ただ、抜き差しは2回しないと再認識しない。

また、pcmciautilsのビルドに関しては、Makefile中のUDEV = trueはUDEV = falseにするべきだったかもしれない(が、結果的には動いてるのでよしとする)。