2010年10月09日 Libretto U100のDVDドック(PALDOC01)復活 [長年日記]
_ Libretto U100のDVDドック(PALDOC01)復活
Libretto U100のDVDドック(PALDOC01)でDVD-Rの読み/書きが出来なくなった。
'MATSHITA' 'DVD-RAM UJ-822S ' '1.00' Removable CD-ROM
なのだが、ドライブを実際に取り出してみるとUJ-822B。早速ヤフオクで入手。3000円なり。
フロントベゼルがシルバーだったので、元のドライブの物(黒)と交換するために、壊さぬように取りはず作業に神経を使ったが、ドライブの置換そのものは特に難しい所もなく完了。
で無事復旧。
2010年10月19日 mt & ddコマンドによるメインフレームで作成したテープの取り扱い [長年日記]
_ mt & ddコマンドによるメインフレームで作成したテープの取り扱い
メインフレームで作成したテープ、たとえば...
- ラベル付き
- 2つのファイルが格納されたマルチデータセット
- 各ファイルはブロック化された固定長レコードデータセット
の構造は以下のようになっている。
一つ目のファイルのLABEL情報(開始) [mtの認識するファイル1] EOM 一つ目のファイルのデータ [mtの認識するファイル2] EOM 一つ目のファイルのLABEL情報(終了) [mtの認識するファイル3] EOM 二つ目のファイルのLABEL情報(開始) [mtの認識するファイル4] EOM 二つ目のファイルのデータ [mtの認識するファイル5] EOM 二つ目のファイルのLABEL情報(終了) [mtの認識するファイル6] EOM EOM
EOMはラベルやファイル本体の区切りを示すデータで、ドライバで処理され、ユーザランドに渡されることはない(と思う...)。
ここでのポイントは、メインフレーム的には[LABEL(開始)]、[ファイル本体]、[LABEL(終了)]のセットで一つのファイルと認識するのだが、mt(Unix)的にこれらは独立した3つのファイルとして認識するというところ。
よって、たとえばメインフレームで作成した1つめのファイルのデータを読み込む場合
mt -f /dev/nst0 fsf 1 dd if=/dev/st0 of=出力ファイル ibs=ブロックサイズ cbs=レコードサイズ conv=ascii,unblock
とする。同様に、2つめのファイルのデータを読み込む場合は
mt -f /dev/nst0 fsf 4
としてからddを実行する。
各パラメータは以下のような意味を持つ。
- fsf n で不要なラベル情報やファイルデータをスキップ
- ibs=ブロックサイズ でメインフレーム側で指定したブロックサイズを指定
- cbs=レコードサイズ でメインフレーム側で指定したレコードサイズを指定
- ascii でEBCDICからASCIIへコード変換
- unblock で行末の連続した空白を改行1個に変換
逆に、Unix側で作成したテキストファイルをメインフレームに渡す場合は、
dd if=入力ファイル of=/dev/st0 obs=ブロックサイズ cbs=レコードサイズ conv=ebcdic,block
とする。
各パラメータは以下のような意味を持つ。
- obs=ブロックサイズ でメインフレーム側で参照されるブロックサイズを指定
- cbs=レコードサイズ でメインフレーム側で参照されるレコードサイズを指定
- ebcdic でASCIIからEBCDICへコード変換
- block で行末の改行を削除し、cbsで指定したレコードサイズを満たすまで空白を埋める
出来上がるテープは、(当然)ラベル無し(NL)形式となる。
あっ、もちろん漢字を含んだデータは化け化けになるので注意。
2010年10月23日 zaurus linux-2.6.35.7 WLI-CF-S11G works fine! [長年日記]
_ zaurus linux-2.6.35.7 WLI-CF-S11G works fine!
先日、zaurusのカーネルをlinux-2.6.35.7に上げて無線LANが安定したと書いたが、以前に試してリンクアップはするものの感度が悪くて使い物にならないと思っていたWLI-CF-S11Gも安定して繋がるようになっていた。びっくり。