2009年07月14日 Kernel Version UP 2.6.27.7 to 2.6.29.6 on Slackware-12.2
_ Kernel Version UP 2.6.27.7 to 2.6.29.6 on Slackware-12.2
Libretto U100(Slackware-12.2)の無線LAN(ath5k Atheros AR2414)の調子があまり良くない。接続ができないわけでは無いけれども、速度が異常に遅い。/var/log/syslogに以下のメッセージが連続して記録されている。
Jul 13 04:55:31 lib190 kernel: ath5k phy0: noise floor calibration timeout (2462MHz)
上記のメッセージ(kernel: ath5k phy0: noise floor calibration timeout)で検索してみると、同様の報告が結構あって、カーネルのバージョンをアップすれば改善する様子。
そこで現行の 2.6.27.7 から 2.6.29.6 へバージョンアップすることにする。現時点での最新カーネルは 2.6.30.1 なのだが、Slackware-currentが 2.6.29.5 だったので、同系列の最新版を採用することにした。コンフィグ(config-huge-smp-2.6.29.5-smp)もSlackware-currentのものを利用できるし、安心。
# cd /usr/src # rm linux # tar xvjf linux-2.6.29.6.tar.bz2 # ln -s linux-2.6.29.6 linux # cd linux # make mrproper # cp /anywhere/config-huge-smp-2.6.29.5-smp .config # make oldconfig # make menuconfig <-- CPU TYPE を Pentium-M に変更 # make # make modules_install # make install
Cahngesを確認すると、e2fsprogs-1.41.4以上を求められているが、Slackware-12.2のは1.41.3だったので、これもバージョンアップする。Slackware-currentのe2fsprogsのビルドスクリプトを参考にして、
# tar xvzf e2fsprogs-1.41.8.tar.gz # cd e2fsprogs-1.41.8 # VERSION=1.41.8 # ./configure \ --prefix=/usr \ --libdir=/lib \ --bindir=/usr/bin \ --includedir=/usr/include \ --datadir=/usr/share \ --mandir=/usr/man \ --infodir=/usr/info \ --docdir=/usr/doc/e2fsprogs-$VERSION \ --enable-elf-shlibs \ --enable-dynamic-e2fsck \ --enable-libblkid \ --disable-uuidd # make # make install # make install-libs
以上で、カーネルバージョンアップ+αの作業完了。あとはこれで無線LANが安定してくれれば...。
_ X.orgで日本語フォントが中国っぽくなる件
# cd /etc/fonts/conf.d # mv 44-wqy-zenhei.conf 44-wqy-zenhei.conf.REMOVED
にて解決。
2011年07月14日 zaurus SL-C760 バッテリー リフレッシュ
_ zaurus SL-C760 バッテリー リフレッシュ
最近急に、ACアダプタ接続状態で100%充電の状態から、ACアダプタ非接続状態にすると直後に80%台に落ちてしまう現象が出だした。
一般にリチウムイオンバッテリーはメモリー効果が無いのでリフレッシュを行ってもヘタリは解消しないといわれているが、いやいやそれでも効果があった!とかいう情報もちらほら見られるので、試してみた。
- 輝度を最低に設定&ALSAの再生音量および録音音量をゼロに設定(ゆっくり放電させるため?)。
- ACアダプタを抜いて放置。
- 数時間後、電源が落ちたら、ACアダプタを接続して満充電開始。
で、結局上記の作業をしても状況は変わらなかった。
それでもあきらめきれずに、あれこれ試してみると、一旦バッテリーを抜いて再度戻した状態(この状態ではOSは完全に停止した状態)で満充電すると状況が改善された。
理由はともかくよかった...
_ mplayer高速化の可能性
zaurus で radiko を聴く!その2|ぷちのいずで公開されているradiko-kit-nosrc-101107.tar.gzにはMPlayer-1.0rc3に対する高速化パッチが含まれている(アセンブラのpush,popをより高速な命令に換えたり、ループ内での実数演算をビットシフトに修正してるよう)。
まだ試してはいないが、radikoを聴くため以外にも有益な修正だと思う。