夏場対策にUSB扇風機


USB扇風機購入

2005年の夏がやって来ました。去年の夏は熱暴走に悩まされたので、 今年はUSB扇風機で対策してみようと考えました。そして、いつもの ごとくヤフオクでゲット。落札希望価格1,800円のところを1,010円でした。

で、喜び勇んでLib100のポトリのUSBポートに差し込んでみたのですが、 全く動かない...。こりゃぁ、外れを掴まされたか...と思ったのですが よくよく調べてみると、カーネルにUSBサポートを組み込まないと、 USBの電源が通電しないらしい。

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# USB support
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CONFIG_USB=y
CONFIG_USB_OHCI=y
CONFIG_USB_HID=y
カーネルを再構築して、USBに接続すると見事に周り始めました (あたりまえですが(^^;)。風量は充分すぎる程で、熱暴走対策 としては充分に機能しそうです。

が...この扇風機、思ってた以上にうるさいのです。同室の テレビが聞こえにくいぐらいに...。

もともと風量は過ぎるぐらいにあるので、常時ONである必要も 無く、一定温度を超えれば周り始めるようになればベストなのです...。

改造1(温度センサ連動)

という訳で、改造開始です。まず、 共立エレショップ で、「サーモスタット」でキーワード検索すると 「ファンスイッチ(ノートPC向け)/FAN-SW5 (1,029円)」という回路 がありました。5Vファンモータ接続用で、USBから電源をとる用途に 最適なようです。それと、FANの制御には直接関係無いのですが、 「電脳専用体温計「白衣天使」/ETM2000 (787円)」という多少妖し い商品名の液晶表示温度計も合わせて購入することにしました(^^;。

そして、USB扇風機とFAN-SW5を合体させるのですが、多少なりとも電子工作の 経験のある方にとっては何て事のない作業です。とりあえず、FANに付いていた 白色LEDをとっぱらい、FAN-SW5の電源(5V)、GNDをUSBコネクタからの 電源(5V)、GNDと接続します。またFAN-SW5のFAN(+)、FAN(-)をモータの (+)、(-)にそれぞれ接続します。ちなみに、このように都合4本の線を 半田付けするだけなのですが、結線には10base-Tの余りを利用しました。 まさに素人の怖いもの知らずです。

結線の確認が済んだら、USBポートに接続し、サーミスタ部分を PCMCIAスロットのすき間に差し込み、温度を検知させます。 基板上の可変抵抗を調節し、摂氏50度を超える辺りでスイッチオンと なるように調整しました。ファンが周り始めて、摂氏45度程度まで 温度が下がるとスイッチオフになるようです。

さて、このようにして、温度による制御は問題無く出来るように なったのですが、やはりファンの音が気になります。間欠的に 作動することで、かえって耳につく場合もあるようです...。

改造2(回転数調節)

という訳で、モーターと電源の間に可変抵抗を挟んで、回転数を 調整できるようにしようと思いました。本当は、温度によって 自動的に回転数を調整する...なんてのが理想なのですが、私に とっては、垣根が高すぎます。

で、モータの両端の抵抗を測ると7Ω程度だったので、 「半固定抵抗 B100Ω/RJC06W (231円)」をまたまた 共立エレショップ にて購入。

回路に直列に半田付けし、元々USB扇風機のスイッチが付いていた穴から 可変抵抗を引き出して外部から調整できるようにしました。さて、実際に 調節してみると、30Ω程度まで抵抗値を上げると、モーターが廻らなく なります。かつ、可変抵抗そのものが火傷する程熱くなりました(^^;。 家が燃えてはシャレにならんので、回転数を落とすのはそこそこに とどめておきましょうか...。

で、完成図はこのような感じです...

そして、装着時の様子。風向きを空いているPCMCIAスロットに 直接吹き込むようにセッティングしています。


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